那須町長選めぐる「1票差」訴訟、即日結審 10月8日判決
那須町長選の「1票差」訴訟、即日結審 10月8日判決

3月の栃木県那須町長選で1票差の当選を決めた後、県選挙管理委員会の点検によって当選無効とされた現職の平山幸宏氏が、県選管の裁決の取り消しを求めた訴訟が9月3日、東京高裁(江原健志裁判長)で始まった。候補者2人の氏名がお互いに組み合わさるように記載された「16票」の効力などが争点で、即日結審した。判決は10月8日に指定された。

3人による事実上の一騎打ち、得票逆転の経緯

3人が争った町長選は事実上の一騎打ちとなり、5099票を得た平山氏が新顔の小山田典之氏の得票を1票上回った。町選管は4月、全投票用紙を再点検し、小山田氏の得票のうち2票が無効になるとして3票差に広がった。だが、県選管の審査により、小山田氏が5106票、平山氏が5104票とされ、当落が逆転した。

「平山のりゆき」や「小山田ゆきひろ」といった、氏名が混ざった計16票について、町選管は無効としていた。一方、県選管は有効と判断し、名字が書かれた候補者の得票と数えていた。

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平山氏側の主張、町長は公務で出廷せず

この日の口頭弁論で平山氏側は、これらの票について、いずれの候補者の得票か決めることは難しいと指摘。「混記」として無効票にすべきであり、名字の記載をもとに票を振り分けるのはおかしいと訴えた。

平山氏は判決が確定するまで町長にとどまる。平山幸宏町長はこの日、公務のため出廷しなかった。「本日の口頭弁論につきましては、弁護士に一任しており、司法の場で適切に審理されるべきものと考えております。町民生活に影響が生じないよう、町長としての公務を最優先に取り組んでまいります」とのコメントを出した。

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