愛知・名古屋アジア競技大会で、シリア出身のスタッフが活躍している。バーヤン・ゼイン・アル・アピディンさん(25)は、内戦で国を追われ、5年前から日本で暮らす。シリアは今大会に14人の選手を派遣しているが、「参加できていることが、幸せだと思う。私も力になりたい」と、競技運営に携わる。
3×3女子決勝で日本が優勝
9月25日夜、金城ふ頭駅前特設コート(名古屋市港区)では3人制バスケ「3×3」の女子決勝、日本対フィリピン戦があった。5人制の半分より少し小さなサイズのコートで、両国の選手が激しくぶつかり合い、21―11で日本が優勝を決めた。
テクニカルサポーターとしての役割
バーヤンさんが務めるのは、この競技のテクニカルサポーターだ。スコアボードの操作や日本人と外国人スタッフの間の通訳など、運営スタッフのサポートを担う。スポーツ関係の仕事を探していたところ、故郷・シリアの選手も大会に出場すると知り、手を挙げた。
内戦で追われた故郷から、アジア大会を通じて届いた「便り」。彼女の活動は、多文化共生の一つの形を示している。