小池百合子東京都知事は19日夜、訪問先の米ニューヨークから帰国し、東京・羽田空港で報道陣の取材に応じた。ニューヨーク大学(NYU)の「東京キャンパス」設置に向けた合意書の締結について、「多摩都市モノレールの延伸による地域の開発を進める核の一つとして、世界レベルの学びの場があることはとても大きな刺激になる。『知の拠点』がまた一つ増えることは、東京に大きな付加価値をもたらしてくれる」と述べ、その意義を強調した。
NYU東京キャンパス、武蔵村山市が有力候補
小池氏は15日(現地時間14日)、国連本部でアントニオ・グテレス事務総長と会談し、自然災害への対応を巡って意見交換した。続いて米国最大級の私立大学であるニューヨーク大学を訪問し、東京都西部の武蔵村山市を有力候補とするキャンパス整備や留学拠点の設置などに向けた合意書を取り交わした。
帰国後の取材で小池氏は、同大学について「大学のランキングでも極めて上位にあるレベルの高い大学で歴史もある。素晴らしい先生方もいる。AI(人工知能)の時代だからこそ人が重要視される」と評価。その上で、「(武蔵村山市という)親元に近く緑に囲まれたキャンパスで、次世代を担う日本の学生が学んでくれれば大きな次の資産になる。中身をこれからしっかり詰めていく」と語った。
国連会合で気候変動対応の都市連携を訴え
小池氏は17日(現地時間16日)には国連経済社会理事会の閣僚級会合での議論に参加し、気候変動を始めとする各種の課題に国際社会が対応する上で、大都市によるリーダーシップの発揮や都市間連携の重要性を改めて訴えた。
そのほか、東京でも数年以内の実装を目指した動きが活発化している「空飛ぶクルマ」のヘリポート視察や、国際金融関連のイベント出席などを連日こなした。小池氏は今回の訪米で、NYUとの合意に加え、国際社会での東京のプレゼンス向上と先端技術の導入促進に注力した。



