千葉県君津市長選は18日に告示され、無所属で現職の石井宏子氏(61)以外に届け出がなく、無投票で石井氏の3選が決まった。同日告示された市議補選(被選挙数1)には3氏が届け出ており、25日に投開票される。17日現在の選挙人名簿登録者は6万7477人。
台風復旧・復興を最優先に掲げる
無投票当選が決まると、石井氏は事務所前で「台風25号(の被害)からの復旧・復興を確実に行っていく」と述べた。
今回の無投票は「無風」ではなかった。9月中旬にあった立候補予定者説明会には、石井氏の陣営以外に2陣営が出席。両陣営は、プロ野球・千葉ロッテマリーンズのファーム(2軍)施設の移転に伴うボールパーク整備計画への懸念を述べていた。総事業費約208億円は高すぎる、説明が不十分といった内容だ。
台風災害が影響か
しかし、9月下旬には台風25号による災害が発生。市議グループの一人は、候補者擁立を断念した理由について「勝算を考えたのと、それぞれが台風対応に追われた面がある」と語った。石井氏を支持する市議の一人は「台風災害で現職以外は手を挙げづらくなったのだろう」とみる。最終的に、現職以外に手を挙げる人はいなかった。
市民との対話を継続へ
石井氏は、ボールパークに対する疑問に答える資料を作成し、総事業費約208億円すべてを市が負担するわけではないことを説明する。当選後の取材に対し「台風対応で市民に政策を説明する機会がなかなかとれなかった。ここからもう一度市民との対話を続けていきたい」と意欲を示した。