福岡県が力を注いできた「ワンヘルス」が、知事の諮問機関である行政改革審議会(行革審)で検証されることとなった。ワンヘルスは、県議会の蔵内勇夫議長と服部誠太郎知事が二人三脚で進めてきた施策。服部知事は21日、蔵内氏の地元の筑後市に約2億8千万円かけてつくったモニュメントについても「疑念を持たれている」として行革審で検証する考えを示した。
検証対象は「ワンヘルス・カーボンゲート」
検証するのは、筑後市の県営筑後広域公園にある「ワンヘルス・カーボンゲート」。高さ7メートル、幅9.5メートルで、炭素(カーボン)繊維のチューブを編み込んで二重らせんにした形状だ。国の補助金も活用し、2022年に約2.8億円かけてつくられた。
石碑には、蔵内氏の名前とともに「ワンヘルスの理念のもとにわれわれの生態系をやわらかくむすびつける象徴となるゲートです」と記されている。
蔵内議長の地元と設計協力者
筑後市は、福岡県議会の「ドン」と呼ばれ、世界獣医師会長としてワンヘルス推進に力を注ぐ蔵内氏の選挙区だ。
ゲートの「設計協力」は建築家の隈研吾氏。隈氏は、同公園内にある九州芸文館のデザインも手がけた。福岡市中央区の大濠公園内に29年度の開館を予定している新県立美術館の設計も担当している。隈氏は蔵内氏と親交が深い。



