日本学術会議は2026年8月21日、法人化後初となる新会員125人の名簿を発表した。2020年10月に当時の菅義偉首相が任命を拒否した6人は、全員が今回の名簿に含まれなかった。
新会員の選定経緯と任期
新会員は8月6、7日に開かれた臨時総会で承認された後、首相からの委任を受けた光石衛会長(東京大名誉教授)が指名した。任期は6年で、3年ごとに半数が交代する。法人化後の定員は250人で、残り半数の改選は2029年の予定。
学術会議は10月に法人化される予定で、新法人での初めての会員となる。法人化のきっかけとなった任命拒否問題では、政府は理由をいまだに説明していない。
選考理由と会長の説明
会員選定について、候補者選考委員会の山口厚委員長は「学術分野のバランスやダイバーシティーの観点にも配慮しながら審査と調整を行い、投票により決定した」と述べた。
光石会長は21日の会見で、6人が名簿に入らなかった理由について「様々な観点から選考を行った」とし、引き続き6年前の名簿に基づいて任命されるよう努めるとした。また、会員選定をめぐる政府や与党からの介入は「全くございません」と述べた。



