慣例となった質問案の横流し
福岡県は、県議会の定例会で各会派が事前に通知する質問案を、県職員が自民会派に無断で渡していた慣例があったとする調査結果をまとめた。県幹部への取材で明らかになった。
この慣例は、県庁互助会「部課長会」が議長らの政治資金パーティーに組織的に参加していた問題の発覚後、議会への忖度が背景にあるとして、服部誠太郎知事が是正を図る一環で職員聞き取り調査を実施したもの。
県議会では年4回定例会があり、議員が知事や部局幹部に質問する。県幹部によると、自民以外の会派から提出された質問案を担当者が無断で自民議員に伝えたケースが複数確認された。職員らは「上からの指示」「前任者から引き継いだ」「慣例」などと話したという。いつから続いているかは不明。
質問文案の作成も禁止へ
また、本来議員が作るべき質問の文案を県職員が作成していた例も確認された。県は「議会活動の努力や独自性が阻害されるおそれがある」として、横流しや質問作成行為を今後禁止する。
県は29日にも調査結果を公表する予定。



