自動運転バス、つくば市で運行開始 来年度のレベル4目指す
自動運転バス、つくば市で運行開始 来年度レベル4目指す

茨城県つくば市と筑波大、関東鉄道、KDDIなどは2日、同市内で自動運転バスの運行を始めた。自動化レベル5段階のうち、運転操作の一部をシステムが担う「レベル2」で運行し、来年度には特定の条件下で運転手なしで走行できる「レベル4」への移行を目指す。

路線バスとして運行開始

自動運転バスは、つくばエクスプレス(TX)つくば駅前と筑波大構内を結ぶ約10キロの路線「筑波大学循環」(運賃190~310円)で、土日祝日や年末年始を除く日に運行する。定員15人の車両を最高時速40キロで走らせ、通常は自動運転で動かし、状況に応じて運転手が手動で操作する。車内にはモニター画面があり、乗客も自動運転の様子を見ることができる。

スーパーシティ構想と役割分担

つくば市は国から「スーパーシティ」の指定を受けており、次世代型交通を拡充する「つくばスマートモビリティ」構想を掲げる。市が事業全体の進捗管理や成果報告、関東鉄道が車両運行、KDDIが遠隔監視業務と通信提供をそれぞれ担う。

車両の外装はインターネット投票の結果、地域を象徴する建物や自然をモチーフにしたデザイン「見つける街並み」に決まった。1日は運行開始セレモニーが開かれ、報道陣向けに車両が公開された。五十嵐立青市長は「市の最大の課題は『移動』だ。路線バスとして運行開始できることがとてもうれしい」と述べ、「新しい技術を実装して市民の困りごとを解決していきたい」と強調した。