上山市は、人工知能(AI)を搭載したタッチパネル式の総合窓口を市役所1階のロビーに設置し、25日から本格運用を開始した。来庁者がマイクで質問すると、音声と画面で回答が返ってくる仕組みで、市によると県内初の取り組みとなる。市民サービスの向上や業務の効率化が狙いという。
6言語対応、庁舎案内や雑談にも応答
市財政課によると、この総合窓口は英語や中国語など6言語に対応。主な機能は庁舎の案内で、「クマ対策について聞きたい」「マイナンバーカードをなくした」といった質問には、担当する課を画面の館内図で示す。さらに、観光や歴史文化など、上山市に関する雑談にも応じるという。
市長が実演、聞き間違いのハプニングも
同日は山本幸靖市長が利用し、「人間ドックの助成金の窓口は?」「加勢鳥について教えて」などと質問した。AIは加勢鳥を「カフェどり」と聞き間違え、市内のカフェのスタンプラリーを紹介するハプニングもあったが、最後にはしっかり解説していた。
山本市長は「総合窓口がほしいという要望に応え実現した。気軽に使ってもらい、適切な案内につなげたい」と話した。
試験運用を経て精度向上へ
今月1日からの試験運用では、適切に回答できないケースもあったというが、市民との会話の記録を確認しながら、案内の精度を高めていく方針だ。