ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、更迭したフェドロフ前国防相(35)がロシアの侵攻下でも選挙を実施すべきだと主張したことについて、戦時下で実施すれば国家の分断を招く危険性があるとの見方を示し、フェドロフ氏が「間違った方向に進んでいる」と批判した。首都キーウの大統領府で報道陣の取材に応じた。
戦時下の選挙は「国家にとって津波のようなもの」
ウクライナは戒厳令下にあり、法律上は大統領選や最高会議(議会)選を含む選挙を実施できない。ゼレンスキー氏は「現時点での選挙は国家にとって津波のようなものでウクライナを分裂させることになる」と述べ、支持しない考えを示した。
フェドロフ氏の支持者にも反対意見
フェドロフ氏は軍の汚職対策や技術革新を進めたとして国民の人気が高く、復帰を求めるデモが続いていたが、支持者の間でも戦時下での選挙実施に反対する意見が続出。政治的な野心をにじませたフェドロフ氏と距離を置く支持者が増えている。フェドロフ氏の更迭に端を発した両氏の対立が深まっている。



