米国のJD・バンス副大統領は4日、ニューヨーク港に停泊中の強襲揚陸艦キアサージの甲板で行われた独立記念日演説において、米国の「不完全さ」を執拗に批判する人々を激しく非難した。この演説は、1776年7月4日の独立宣言署名から250周年という節目を祝うために、20か国以上から集まった数十隻の大型帆船がニューヨーク港に入港する中で行われた。
バンス氏の批判とその背景
バンス氏は演説で、「本日、皆さんはわが国の偉大さではなく、わが国の不完全さについて執拗に語る、少数ながらも声の大きい人々の言葉を耳にするだろう」と述べた。さらに、「彼らは地獄の火を説く宣教師のような怒りと熱意を持って米国の罪を語るが、キリスト教の信仰に不可欠であるはずの寛大さや許しの心は微塵も持ち合わせていない」と批判。こうした批判者たちは「米国の本質を誤解している」と付け加えた。
バンス氏は国民に対し、「同胞に対する平面的な見方を拒絶し、自国に対する平面的な見方を拒絶してほしい」と呼びかけ、米国に対する偏った見方を改めるよう促した。
トランプ大統領の主張と呼応
バンス氏のコメントは、前日3日にドナルド・トランプ大統領が行った演説と呼応するものだった。トランプ大統領は、米国のアイデンティティーを脅かす急進左派や極左をさらに強い言葉で非難し、「わが国で、共産主義の脅威が再燃している」と告発していた。
二つの演説は、米国の歴史における重大な節目が、深い政治的分断の最中に迎えられた一方で、祝福の瞬間でもあるという事実を象徴している。建国250周年という記念すべき日に、与野党間の対立が改めて浮き彫りとなった。



