ロシアは3日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝コンスタンチノフカを制圧したと発表した。同市は、ロシアがドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)における最終目標として掲げるドネツク州西部の主要都市スラビャンスクやクラマトルスクへとつながる道路上の重要拠点である。
攻防戦の経緯と戦略的重要性
開戦前に約7万8000人の人口を抱えていたコンスタンチノフカをめぐる攻防戦は2025年後半から続いており、今では1000キロ以上に及ぶ前線におけるロシア軍の主要な作戦目標となっていた。
ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官はAFPを含む記者団に対し、「コンスタンチノフカを完全に制圧した。同市は現在、全面的にわが国の支配下にある」と発表。ウラジーミル・プーチン大統領がこの件について軍幹部から報告を受けたと付け加えた。
プーチン大統領の声明と軍の報告
プーチン氏は軍服姿で参謀本部の面々の前に立つテレビ映像を通じてロシア兵たちに謝意を表し、コンスタンチノフカの制圧は「戦略的に大きな意味を持つ」と強調。「ロシア軍は前線において戦略的主導権を堅持し続けている」と付け加えた。
ロシア軍の旅団長アントン・グルニス氏は、「建物や地下室、がれきに身を隠そうとしているウクライナ軍残党の掃討作戦」を展開していると報告した。
さらなる前進と地域支配の拡大
ペスコフ報道官によると、プーチン氏はロシア軍の総司令部に赴き、参謀本部からの報告を受けた上で、兵士たちに謝意を伝えたという。ペスコフ氏はさらに、ロシア軍が現在、ルハンスク州全域を掌握しているとも付け加えた。
さらに、ロシア軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長は、戦前に70万人以上の人口を抱えていたウクライナ南部の主要都市ザポリージャまで9キロに迫っていると報告。また別の指揮官は、戦前に約25万人の人口を抱えていたウクライナ北東部スムイ州の州都スムイまで10キロに迫っていると報告した。



