米兵2人死亡、1人行方不明 イラン攻撃で初の死者
米中央軍は18日、ヨルダンの空軍基地でイランによる弾道ミサイルや無人機(ドローン)の攻撃に対処していた米兵2人が17日に死亡し、1人が行方不明だと発表した。米メディアによれば、4月の停戦合意後、イランの攻撃による米兵の死亡は初めてで、2月の攻撃開始以来の米兵死者は計16人となった。
報復空爆は8日連続、イラン側も攻撃激化
米軍は報復としてイランの防空施設やミサイル、無人機の貯蔵施設を空爆し、対イラン攻撃は8日連続となった。一方、イランは18日にもクウェートなどを攻撃し、攻撃の応酬は激化している。18日にはクウェート南部で石油関連施設付近から黒煙が上がる様子がSNSで報告された。
高速ミサイル使用の可能性 米紙報道
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは米当局者の話として、イランが米国の防空システムを突破できる高速ミサイルを使用した可能性を指摘した。イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は、南部ホルムズガン州でインフラが空爆された報復として、17日にヨルダンの空軍基地を攻撃したとしている。
イラン側の被害拡大 淡水化施設や通信施設攻撃
イラン側の被害は拡大している。イランのタスニム通信は18日、米軍がホルムズガン州の淡水化施設を攻撃し、一部地域で飲料水の供給が停止したと報じた。また、通信施設への攻撃で電話やインターネットも不通になった。イラン軍中央司令部は19日、「野蛮な行為は壊滅的な反撃に直面する」との声明を出した。
最高指導者が覚書を「無効」と主張
攻撃の応酬が続く中、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は18日の声明で、米イランが署名した戦闘終結に向けた覚書について、「価値がなく無効」と主張した。これにより、停戦合意の行方は不透明となっている。



