いま、米中間選挙まで残り3カ月 「トランプ党」と急進左派、二つの潮流がアメリカの将来に残すリスクとは
米中間選挙まで残り3カ月 「トランプ党」と急進左派、二つの潮流のリスク

「トランプ党」と急進左派が浮上

ワシントン近郊にある大統領専用の山荘キャンプデービッドで2026年7月31日、トランプ大統領が閣議に参加した。任期の折り返し地点で、11月のアメリカ中間選挙に向けて「トランプ党」と急進左派――この二つの潮流が注目を集めている。

こうした勢力を押し上げる土台は、実は日本にも通じる部分がある。「物価や住宅費の高騰に苦しんでも、政治は何も変えてくれない」。既成政治への不信が、旧来の主流派に挑み、妥協より対決や大胆な変革を訴える候補を目立たせている。

予備選は本選への序章

中間選挙まで3カ月となる現地は、党を代表する候補を選ぶ「予備選」のまっただ中だ。共和党と民主党のそれぞれの現場で何が起きているのか。候補者選びの変化は、本選やその後のアメリカ政治に何をもたらすのか。

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ミシガン州デトロイトから

7月中旬、中西部ミシガン州デトロイト。民主党の上院予備選候補アブドゥル・エルサイード氏(41)は「世界一豊かな国で、食べ物を買い、家賃を払い、医者にかかることが、こんなに大変でいいはずがない」と訴えた。

エルサイード氏は公衆衛生の専門家だ。

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