中国・江蘇省にある世界的な自動車部品メーカーが今夏、大学などを卒業したばかりの新入社員107人を離職させていたことが明らかになった。「離職か、工場での作業か」を無理に迫った会社側の態度に加え、大卒社員らが「新卒」の身分を失ってしまうことが、社会に大きな怒りを呼んでいる。
中国最大手の車用ランプメーカー
江蘇省常州に本社を置く「常州星宇車灯」は、車用ランプで中国最大手で、2025年の売上高は世界でも7位に入る。主な顧客には、フォルクスワーゲンやメルセデス・ベンツ、BMWなどの独大手や中国大手の自動車メーカーが並ぶ。
今夏は、約400人もの大学卒業生を新卒採用していた。大学院卒も多かったとされる。
当局の調査結果と会社の対応
8月25日、常州市当局が同社について「新卒採用したうち107人について労働契約を解除し、その方法は雑で配慮に欠けていた。会社は謝罪している」とする「調査結果」を発表した。
この少し前から、離職を迫る動きがあったとみられる。高学歴の新入社員たちが、突然の判断に直面した。
大卒社員らが「新卒」の身分を失うことは、中国の雇用市場で大きな不利益につながる。このことが、社会に強い怒りを引き起こしている。



