次期国連事務総長候補6人による討論会が23日、ニューヨークの国連本部で行われた。候補者らは国連組織の肥大化や機能不全などへの危機感を示し、改革への意欲を表明した。
グロッシ氏「国連は不在」
有力候補の一人とされるアルゼンチン出身のラファエル・グロッシ国際原子力機関(IAEA)事務局長は、「現在の紛争の解決において、国連は不在となっている」と指摘し、紛争当事国の指導者との対話の重要性を強調した。
コスタリカ出身のレベッカ・グリンスパン国連貿易開発会議事務局長は、「『平和構築』を組織の中心に据え直す。支援チームを設け、就任初日から全加盟国、安保理、紛争当事者と連携する」と述べた。
サル氏が財政公開を明言
セネガルのマッキー・サル前大統領は国連の組織改革を訴え、「財政状況を徹底して公開する」と明言した。
安全保障理事会の改革も大きなテーマとなっている。エクアドル出身のマリア・エスピノサ元国連総会議長は、「理事国の数だけではなく、有効性や影響力に重点を置くべき」と語り、理事国拡大に消極的な常任理事国への配慮を示した。
次期事務総長は安保理で選考され、国連総会で任命される。



