サウジアラビア民間航空総局は11日、首都リヤドの国際空港が10日に攻撃を受け、12人が死亡、300人以上が負傷したと発表した。サウジ主導の連合軍は、対立する隣国イエメンの反政府勢力フーシによる攻撃としている。
サウジが2015年にフーシへの空爆を開始して以降、サウジ側では最大規模の人的被害となる。死亡者にはサウジ人のほか、米国人、バングラデシュ人、エジプト人などが含まれる。中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラは、国際空港付近から白煙が上る様子を報じた。
空港業務停止、周辺国で運航見合わせ
空港業務は停止に追い込まれ、周辺国の航空会社ではリヤド発着便の運航を見合わせる動きが出ている。
イエメン情勢と米国の対応
イエメンでは10月上旬からサウジと連携する暫定政権がフーシへの大規模攻勢に出ており、戦闘が激化している。反発するフーシはサウジの空港や領空を飛行する航空機を攻撃の標的にすると警告していた。リヤドの国際空港では8日にも攻撃があり、3人が死亡していた。
米国のトランプ大統領は10日、ホワイトハウスで記者団から対フーシ攻撃への参加を問われ、「可能性はある。検討する」と述べた。サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と協議するという。