ドイツのメルツ首相は4日、ウクライナの首都キーウでウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。ロシア軍がキーウの社会基盤への攻撃を強化する中での訪問となり、メルツ氏は迎撃用無人機の共同開発や長射程兵器の供与など計10億ユーロ(約1800億円)の軍事支援を表明した。
ゼレンスキー氏が謝意、メルツ氏は決意を表明
ゼレンスキー氏は会談後の共同記者会見で、「ウクライナへの支援とドイツの勇気を示す正しいシグナルとなる」と訪問に謝意を示した。メルツ氏は「訪問中に無人機攻撃があろうとも屈しない」と応じた。
エネルギー支援と空襲警報の中の訪問
メルツ氏は「戦争終結まであらゆる形でウクライナへの支援を継続する」と強調し、冬季に備えたエネルギー関連支援として1億5000万ユーロを拠出すると発表した。発電機や変電設備の供与などが含まれる。
キーウ市内では、メルツ氏の訪問中も空襲警報が発令された。4日朝には、市内を流れるドニプロ川にかかる橋が露軍の無人機で攻撃され、ビタリ・クリチコ市長は、攻撃で2人が負傷したとSNSへの投稿で明らかにした。下流にある橋を含め、ドニプロ川の橋が攻撃されるのは4日連続となる。