ウクライナ国営通信によると、同国東部ドネツク州クラマトルスクで8日、運行中の路線バス2台がロシア軍の攻撃を受け、33人が死亡し、18人が負傷した。誘導滑空爆弾が直撃したとみられる。
州当局は民間人を意図的に狙ったと非難
地元州当局は、同州の制圧を目指す露軍が意図的に民間人を狙ったとして非難している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、「ロシアはドンバス(同州とルハンスク州)ですべての命を破壊しようとしている」とSNSを通じて批判し、報復する考えを示した。激しく炎上したバスの残骸などが散乱する現場の状況を伝える映像も投稿した。
クラマトルスクは防衛ラインの要衝
ドネツク州ではウクライナ軍が「要塞ベルト地帯」と呼ばれる防衛ラインを構築して約2割の地域を死守しており、クラマトルスクはその一角をなす要衝だ。
州当局は利用者らの安全を優先するとして、クラマトルスクなどでの公共交通機関の運行を停止した。