8月で任期を終えるイスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が21日、都内の日本記者クラブで記者会見を開き、約5年間の任期を振り返りながら「イスラエルにとって日本は真の友人だ」と述べ、国際社会における日本の役割に強い期待を示した。
ハマス攻撃後の日本の対応に謝意
コーヘン氏は、2023年10月7日にイスラム主義組織ハマスがイスラエルに対して大規模攻撃を仕掛け、多くの住民が人質として連れ去られた後、日本政府が人質の即時解放を求める立場を明確にしたことに対して謝意を表明した。その上で、「ハマスが自ら組織を解体するよう、日本を含めて国際社会がハマスに圧力をかけなければならない」と主張し、国際社会の連携の必要性を訴えた。
イラン情勢への見解
また、イラン情勢に関しては、「イランは世界の安全保障に対する脅威だ。核兵器が欲しくないと主張するイランの指導者が出ることを願っている」と述べ、イランの核開発問題に対する懸念を改めて示した。コーヘン氏は、イスラエルと日本の関係強化に尽力したとし、今後の両国の協力関係に期待を寄せた。
会見では、コーヘン氏が日本のメディアや市民との対話を重視し、イスラエルの立場や中東情勢について積極的に情報発信してきたことも評価された。任期満了に伴い、8月に離任する予定である。



