「海の日」の20日、海運大手・商船三井の安全管理責任者である佐々木将雄常務(安全・品質推進本部長)が朝日新聞のインタビューに応じ、不透明な中東情勢の中でのホルムズ海峡通航について見解を示した。
ホルムズ海峡通過の難しさ
佐々木氏は、ホルムズ海峡の通航について「間違いなく攻撃されないという状況になるまでは難しい」と語り、安全が確証されるまでは通過を控える慎重な姿勢を明確にした。同氏は、船長経験も踏まえ、船舶の自己完結力の重要性を強調しつつ、現在は通信環境が整い、陸上からの支援が可能になったと述べた。
船の安全と陸上支援
「船が太平洋の真ん中にいたり荒天の中にいたりすると誰も助けてくれず、自己完結力が必要になる。一方で、現在は通信環境が整ってきている。気象や港湾の事情、技術的な面などについて、陸上からしっかり支援することが大事だ」と佐々木氏は語った。
中東情勢の影響
2月末からイラン情勢が悪化し、ホルムズ海峡周辺ではタンカーへの攻撃や日本船への警告が発生。商船三井はLNG船の通過を実施したが、佐々木氏は安全確証のない状況での通航は難しいとの認識を示した。



