ロイター通信によると、内戦中のイエメンの反政府勢力フーシは11日、紅海の南に位置するバブルマンデブ海峡のペリム島に到達した。イランと連携するフーシは海峡周辺で支配地域を急速に広げており、海上交通へのさらなる影響が懸念される。
暫定政権軍が撤退、フーシが進軍
報道によると、サウジアラビアの軍事支援を受けてフーシと交戦する暫定政権の軍がペリム島から撤退し、フーシが進軍した。バブルマンデブ海峡の幅は約30キロしかなく、その間にあるペリム島は軍事戦略的に重要な場所だ。10日には、同海峡から80キロ北の紅海沿いにある都市モカをフーシが制圧したと報じられた。
フーシ声明、大規模軍事作戦の成功強調
フーシは11日の声明で、3日から開始した「大規模な軍事作戦」が、サウジ軍の空爆を受けながらも「成功した」と強調した。フーシの勢力圏は紅海に面したイエメン北西部で、中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、9日まではモカの北方や東方で暫定政権側と争っていた。
フーシは7月、サウジの関係船舶に対する「海上封鎖」を宣言し、紅海でサウジ船を攻撃している。海上封鎖はイランの要請とされる。フーシは「サウジ船を除く海運会社の航行の安全は保障する」としている。
サウジのパイプライン攻撃、操業停止
サウジ国営通信によると、アラビア半島を横断する東西パイプラインが10日に複数の地域で攻撃を受けて、操業を一時停止した。エネルギー供給が一層不安定化する可能性がある。対策チームが「操業の安全性を評価するために必要な措置を講じている」という。



