中国、米国に核関連施設の相互訪問を打診…信頼醸成で圧力回避狙う
中国、米国に核関連施設の相互訪問を打診…信頼醸成で圧力回避狙う

中国が米国に対し、核関連施設の相互訪問を打診し、両国間で協議が行われていることが、米CNNの報道で明らかになった。米国が中国の核戦力増強への懸念を強める中、中国は信頼醸成を図って圧力をかわそうとしている可能性がある。

実務者協議と施設訪問の検討

報道によると、今年に入って中国側から打診があり、実務者による協議が実施された。米エネルギー省の国立研究所と中国側の同等の施設を対象とする案が検討されているほか、米側は核実験場への訪問受け入れについても協議に応じる構えを見せているという。

首脳会談での軍備管理提案

ホワイトハウスによると、9月の米中首脳会談では、トランプ米大統領が米中露3か国による軍備管理を改めて提案した。ただ、核戦力で劣る中国は要求に応じる姿勢を示しておらず、核戦力の増強路線を変更する可能性は低いとみられる。首脳会談では、核関連施設の相互訪問は議題に上らなかったという。

今後の首脳会談に向けた協議

トランプ氏と習近平国家主席は、11月に中国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や、12月に米国で開かれる主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)に出席し、会談する意向を示している。CNNによると、米中間ではこれらの首脳会談を見据え、協議を継続する方針だ。