ゼレンスキー氏、三菱重工とのパトリオット生産協力に期待感示す
ゼレンスキー氏、三菱重工とのパトリオット生産協力に期待

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」の迎撃ミサイルについて、ドナルド・トランプ米大統領がウクライナ国内での生産を容認したことを受け、日本で生産を手掛ける三菱重工業との協力に強い関心を示した。

三菱重工の高い生産水準に期待

ゼレンスキー氏は記者団に対し、「三菱重工は高い水準での生産を実現している。ぜひ知見を共有したいが、日本側の意向次第になる」と語った。同氏は、日本の防衛産業の技術力を高く評価しており、特にパトリオットシステムの主要コンポーネントを長年にわたり製造してきた三菱重工の経験に注目している。

トランプ大統領は8日、パトリオット迎撃ミサイル生産に必要なライセンスをウクライナに付与すると表明していた。この決定は、ウクライナの防空能力を大幅に強化する可能性がある。ゼレンスキー氏は「首脳間の合意を受け、技術的な詳細を詰めるための協議を進める」と述べ、米国との調整を急ぐ考えを示した。

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防空能力強化が急務

首都キーウは連日のようにロシア軍の攻撃を受けており、防空能力の強化が急がれている。ゼレンスキー氏は、近日中に米国からパトリオットの供与を受けられる見通しだとしている。ウクライナ政府は、自国生産が実現すれば、供給の安定性が大幅に向上すると期待している。

三菱重工は、日本国内でパトリオットシステムの生産・維持に携わってきた。同社の技術は、PAC-3(パトリオット・アドバンスト・ケイパビリティ-3)迎撃ミサイルのライセンス生産などで知られている。ゼレンスキー氏の発言は、日本の防衛技術に対する信頼の表れと受け止められている。

ウクライナと日本の間では、これまでにも防衛分野での協力が進められてきたが、直接的な兵器生産協力は初めてとなる可能性がある。日本政府の対応が注目される。

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