西九州新幹線未整備区間の環境アセス合意に佐賀県議ら「大きな一歩」と評価
西九州新幹線未整備区間の環境アセス合意に評価の声

西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの未整備区間(約50キロ)に関し、佐賀県と国土交通省が17日に交わした合意書には、フル規格での整備に向けた環境アセスメント(環境影響評価)の実施に加え、佐賀県の財政負担軽減や在来線の本数維持、佐賀空港や道路整備による地域振興に連携して取り組むことが盛り込まれた。この合意に対し、県内の政財界からは整備促進につながると期待する声が上がっている。

首長らが歓迎のコメント

武雄温泉駅がある武雄市の小松政市長は「関西への直接の乗り入れを要望してきた立場として、一歩前進したことをうれしく思う」と述べた。嬉野温泉駅がある嬉野市の山口卓也市長は「合意による県全体の発展を期待する」と歓迎のコメントを発表した。アセスの実施範囲となる佐賀市の坂井英隆市長は「従来より一歩踏み込んだ内容。佐賀の実情に向き合い、議論を深めていく契機になる」と期待を込めた。

経済界からも整備促進を望む声

鳥栖市の九州新幹線・新鳥栖駅は西九州新幹線との接続駅となる可能性がある。鳥栖商工会議所の秋山哲雄会頭は「しっかりとした議論も必要だと思うが、地域経済の発展のために整備を急いでほしい」と注文した。17日夜には山口知事が一部の県議に合意内容を説明。県議側からは「100点ではないが、大きな一歩」と評価する声が聞かれた一方、「国は県の要望を受け止めたという感じで、認めたという感じはしない。お互いの言い分をどこで調整するかだ」との指摘もあった。

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