東京都、EV充電器設置補助金を拡充 最大100万円
東京都、EV充電器設置補助金を拡充 最大100万円

東京都は2026年度、電気自動車(EV)の充電インフラ整備を加速するため、充電器設置補助金を大幅に拡充する方針を固めた。マンションや事業所などに設置する充電器に対し、1口あたり最大100万円を助成する新制度を導入する。これにより、都内の充電器設置台数を2030年までに現在の約3倍となる6万口に引き上げる目標を掲げている。

補助金拡充の背景と詳細

東京都環境局によると、現在の補助金は最大50万円だが、今回の拡充で倍額となる。対象は、マンションの共用部や事業所の駐車場など、不特定多数が利用できる充電器。新築マンションにはさらに上乗せ助成も検討されている。都は「EV普及には充電インフラの整備が不可欠。特に集合住宅での設置促進が課題」と説明している。

2025年度の関連予算は約50億円で、2026年度はさらに増額される見通し。都は2024年に「ゼロエミッション東京戦略」を策定し、2030年までにEV新車販売比率を50%にする目標を掲げており、その達成に向けた具体的な施策の一つとなる。

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充電インフラ整備の現状と課題

都内の充電器設置数は2025年3月時点で約2万口。2030年目標の6万口達成には、年間約8000口の新設が必要となる。現状の設置ペースは年間約4000口で、補助金拡充で倍増を目指す。

マンション管理組合からは「設置費用が高く、住民の合意形成が難しい」との声が上がっていた。都は今回、管理組合向けのコンサルティング支援も強化する方針。また、急速充電器の設置補助も拡充し、高速道路沿いや幹線道路への整備を促進する。

業界の反応と今後の見通し

日本電機工業会は「今回の補助金拡充はEV普及の起爆剤になる」と歓迎する一方、「設置後の維持管理費への支援も必要」と指摘する。都は維持管理費補助についても検討課題としている。

東京都の小池百合子知事は「東京を世界一のEVフレンドリー都市にする」と述べ、充電器整備を最優先課題の一つに位置付けている。他の自治体にも波及効果が期待され、全国的なEV充電インフラ整備の加速につながる可能性がある。

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