韓国が駐ウクライナ大使を召還へ 捕虜引き渡し公表で関係悪化
韓国が駐ウクライナ大使を召還へ 捕虜引き渡し公表で関係悪化

韓国政府は8日、ウクライナで捕虜となっていた北朝鮮兵2人を韓国に引き渡したことを、ゼレンスキー大統領が韓国政府の意向に反して公表したことをめぐり、駐ウクライナ韓国大使を呼び戻す召還を決めたと発表した。両国関係が冷え込む可能性がある。

ゼレンスキー氏の国連演説が発端

問題の発端は、ゼレンスキー氏が9月23日、米ニューヨークでの国連総会演説で韓国への引き渡しを明らかにしたことだ。李在明(イジェミョン)大統領は、引き渡しについては両国で非公開とすることで合意していたと主張し「合意を破った」と批判した。これに対しウクライナ側は「そのような合意はなかった」と反論し、双方の応酬に発展した。

韓国外相「断固とした措置」

趙顕(チョヒョン)外相は6日に国会で、ウクライナのシビハ外相から謝罪の言葉を含むメッセージを受け取ったと明らかにしたうえで、「私たちが考える水準とは隔たりがある」と述べ、「断固とした措置」をとる考えを示していた。

一方で、韓国外交省はこの問題の解決に向け、ウクライナ側と引き続き協議していくとしている。