「世帯年収が高い=余裕がある」というイメージは、必ずしも現実を反映していないかもしれない。共働きで高い収入を得る“パワーカップル”は、外から見れば華やかに映るが、実際には終わらない仕事や家事、子育ての両立に追われ、周囲から「それだけ稼いでいるなら」と言われることも少なくない。
読者のリアルな声を基に描く新連載
新連載4コマ漫画『パワーカップルも楽じゃない』は、読者アンケートで集めたリアルな“喜怒哀楽”をもとに、パワーカップルの暮らしを1話完結で描く。第1話では、医者である両親を持つ息子が「将来の夢」を話したいのに、周囲の目を気にして本音を言えない様子が描かれている。
パワーカップルの定義と現実
パワーカップルとは、主に「夫婦それぞれの年収が700万円以上」(ニッセイ基礎研究所)や、「夫の収入が600万円以上、妻の収入が400万円以上で、世帯年収が1,000万円以上の夫婦の共働き世帯」(三菱総合研究所)を指すとされる。近年では、世帯年収1,500万円以上の共働き子育て世帯を「パワーファミリー」(日経ビジネス)と呼ぶこともある。
しかし、夫婦ともに働いて高い収入を得ていても、暮らしに余裕があるとは限らない。仕事の責任が重いほど、家事・育児・生活の段取りに回せる時間は削られがちだ。物価高が続く中、都心では夫婦共働きでも“お金も手間もかかる子育て”に直面するケースは少なくない。
作者のコメントと今後の展開
作者の青木ぼんろ氏は会社員で、日々のことを漫画に描いている。「おそらく誰の人生にも、何の影響も及ぼさない漫画ですが良かったら」とコメントしている。連載は全30話が予定されており、パワーカップルの暮らしの現実を描いていく。