鏡優翔、右膝靱帯断裂ながら逆転で金…アジア大会レスリング女子76キロ級
鏡優翔、右膝靱帯断裂も逆転で金…アジア大会レスリング

アジア・アジアパラ大会2026(愛知・名古屋、読売新聞社協賛)は2日、レスリング女子76キロ級でパリ五輪金メダリストの鏡優翔(サントリー)が優勝した。鏡は約1か月前の練習で右膝の靱帯を断裂しながらも、決勝で逆転勝ちを収め、金メダルを手にした。

痛みをこらえての逆転劇

戦いを終えた鏡は満面の笑みを浮かべ、カメラに向かって何パターンもポーズを作った。サポーターで厳重に覆った右膝は、靱帯が切れていた。約1か月前の練習で負傷し、決勝の最中も痛みが走った。マット上でも手当てを受けたが「最後までやりきる」と気迫で戦い続けた。

力を振り絞って相手を押し出すなどして逆転し、反撃もしのいだ。困難に打ち勝っての優勝に「自分を最後まで信じて逆転できた」と胸を張った。

攻めるレスリングで難局を乗り越える

パリ五輪後、目指しているのが「攻めるレスリング」だ。実戦形式の練習を短い間隔で連続して行い、失点を恐れずにどんどん攻撃を仕掛けるように心がけてきた。けがを抱えながらも戦い抜けたのは、染みついた攻める姿勢があったからだろう。

日本女子がアジア大会の70キロ以上の階級で金メダルを獲得するのは、2002年釜山大会の72キロ級を制した浜口京子以来24年ぶり。「どんな時でも絶対に強い気持ちで私ははい上がっていけると知ることができた。絶対に私がロサンゼルス五輪の代表権を取り、金メダルを獲得する」と鏡は語った。

他の日本選手の結果

同大会では、レスリング女子50キロ級で東京五輪女王の須崎優衣(キッツ)が金メダルを獲得。男子フリースタイル(FS)は、86キロ級で石黒隼士(自衛隊)が銀、65キロ級の清岡幸大郎(カクシングループ)が銅だった。