ロシア西部にある大手通販業者「ワイルドベリーズ」の2カ所の物流拠点が、17日から18日にかけての夜間にウクライナ軍のドローン(無人機)攻撃を受け、50人以上が死傷した。ウクライナのゼレンスキー大統領は攻撃を認め、制裁対象のドローン部品などの供給に利用されていたとSNSに投稿した。
タンボフ州とリペツク州で被害
西部タンボフ州知事は18日、ワイルドベリーズの物流センターが攻撃を受け、7人が死亡し、25人が負傷したとSNSに投稿した。また、隣接するリペツク州でも別の物流拠点が攻撃され、少なくとも18人が負傷した。ロシア国営タス通信によると、負傷者には従業員や警備員が含まれている。
ゼレンスキー大統領の主張
ゼレンスキー大統領は自身のSNSで、これらの物流拠点が「制裁対象のドローン部品や軍事品目の供給に利用されていた」と非難。さらに「ウクライナへの攻撃を支援するインフラは、正当な標的である」と述べ、攻撃の正当性を強調した。
ワイルドベリーズの対応
ワイルドベリーズは声明で「従業員の安全を最優先する」とし、被害状況の確認を進めている。同社はロシア最大のオンラインマーケットプレイスの一つで、物流ネットワークは広範囲に及ぶ。
ロシア側の反応
ロシア国防省はこの攻撃を「テロ行為」と非難し、報復を示唆。また、タンボフ州とリペツク州では非常事態が宣言され、負傷者の救護と周辺地域の安全確保が進められている。
背景と影響
ウクライナ軍は近年、ロシア国内の軍事・物流インフラへのドローン攻撃を強化。ワイルドベリーズのような民間企業が標的となるのは異例で、戦争の影響が民間部門に拡大している。今回の攻撃で、ロシア国内の物流網に混乱が生じる可能性がある。



