モンゴル国営放送によると、モンゴル東部ドルノド県で今月8日に大規模な草原火災が発生し、自然保護区を含む計52万8765.5ヘクタールが被災した。複数の現地メディアによると、KDDIの連結子会社である現地通信大手モビコムの関係者らが乗る車列から出火したという。
被害の規模と消火状況
国営放送などによると、自然保護区である「ヌムルグ厳正保護区」では全面積の79.8%にあたる46万8965.7ヘクタールが被害を受けた。16日に消火し、人的被害は伝えられていない。
当局が希少・絶滅危惧動植物の生息・生育環境や、生態系への影響などについて調査を進めている。
モビコムとKDDIの説明
モビコムは声明で「当局の許可を得て保護区に入り、通信網の稼働状況の点検・改善や今後の通信網導入の調査をするなどしていた際に車両から出火した」と説明した。
KDDIも、日本人幹部を含むモビコム関係者が4Gネットワークの通信試験のために自然保護区内に入り、火災が発生したことを確認したと説明。担当者は「発生原因は現地の警察当局が調査中。モビコムの安全管理体制を抜本的に見直し、再発防止を全力で進める」と述べた。
政府の対応
モンゴルのオチラル首相は21日、被害状況や原因の調査などを関係当局に指示し、責任を負う人物を特定して賠償を求める考えを示した。