フィンランドのサンナ・マリン前首相が、自伝「行動こそ希望! 34歳、一国を率いる」(集英社)の出版を記念し、13日に東京都港区のフィンランド大使館でメディア向け発表会を行った。34歳でフィンランド史上最年少の首相になり3年半務めたマリン氏は、大使館員との対談で、首相として様々な困難を乗り越えた体験などを語った。対談の主な内容を紹介する。
「希望」とは何か
――「行動こそ希望」という意味は何ですか。
私にとって「希望」とは、勝手に空から降ってくるものではありません。自分で行動を起こす必要があります。私はウクライナの人々の姿に希望を見いだします。4年以上も(ロシアの侵攻による)戦争に耐えています。フィンランドも過去、何度もロシアから激しい攻撃を受けてきました。ウクライナの人々が未来のために戦っている姿に希望を見いだしています。
首相在任中の危機
――首相在任中に新型コロナウイルスの感染拡大が起きました。
フィンランドは多くの危機に見舞われました。しかし、人知を超えた知恵が何とかしてくれるわけではありません。結局、自分自身で乗り越えるしかありません。新型コロナの対応でもマニュアルはなく、自ら判断して行動する必要がありました。