ケイコ・フジモリ氏がペルー大統領選勝利、新たな章の始まりを宣言
ケイコ・フジモリ氏がペルー大統領選勝利、新章宣言

南米ペルーの選挙管理当局は3日、大統領選決選投票において、右派のケイコ・フジモリ氏(51)が勝利したと正式に発表した。これにより、フジモリ氏は28日にホセ・マリア・バルカサル暫定大統領から政権を引き継ぎ、2031年までの5年間の任期を務めることとなる。フジモリ氏は自身のX(旧ツイッター)アカウントに「新たな章が始まる」と投稿し、勝利を喜んだ。

大接戦の末の勝利、4度目の挑戦で悲願達成

今回の決選投票はペルー史上最も接戦の大統領選の一つとなり、フジモリ氏は得票率50.135%を獲得。左派のライバル、ロベルト・サンチェス氏は49.865%と、わずか0.27ポイント差の僅差で敗れた。フジモリ氏はこれまで3度大統領選に挑み、いずれも落選していたが、4度目の挑戦で悲願の勝利を掴んだ。

選管は首都リマで行われた式典で「ケイコ・ソフィア・フジモリ・ヒグチ氏を共和国大統領に、ルイス・フェルナンド・ガラレタ・ベラルデ氏を共和国第一副大統領に選出することを宣言する」と述べ、正式に当選を認定した。

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ペルーの政治混乱、10年で9人目の大統領

フジモリ氏の当選により、ペルーではこの10年間で9人目の大統領が誕生することになる。同国は近年、頻繁な政権交代と政治的不安定に直面してきた。フジモリ氏は首都の党本部で「ペルーは、街頭、機関、そして国家における秩序を回復させる必要がある」と語り、安定した統治への決意を示した。

さらに「この結果への喜びを超えて、私たちはもう1分たりとも待つつもりはありません。なぜなら、私たちは国の問題を解決し、決断を下し始めるためにここにいるからです。市民が結果を期待していることを私たちは知っています」と付け加え、即座に行動を開始する姿勢を強調した。

フジモリ氏の背景と新政権への期待

ケイコ・フジモリ氏は、1990年代に大統領を務めたアルベルト・フジモリ元大統領の長女。父親の政権時代には強権的な統治や汚職疑惑もあったが、経済成長やテロ対策で一定の支持を集めた。ケイコ氏は右派の立場から、経済の安定と治安回復を掲げて選挙戦を戦った。

新政権は、経済停滞や社会不安、汚職問題など多くの課題に直面している。フジモリ氏は、秩序回復と国民の期待に応えるため、迅速な政策実行を約束している。

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