中国古典研究家の守屋淳氏は、人や組織には共通の外敵がいれば一致団結し、いなくなると内部抗争に明け暮れるという傾向があると指摘する。その典型例として、第二次世界大戦下で結ばれた「エルベの誓い」を挙げている。
1945年4月25日、ファシズム打倒を旗印に別々に進軍していたアメリカとソ連の軍隊が、エルベ河畔で合流を果たした。このとき両国の軍隊は、両国が協力して今後は二度とこのような戦争を起こさないと誓い合った。
「隔岸観火」の教訓
守屋氏は、この歴史的な出来事を「隔岸観火」の故事になぞらえ、追い討ちが愚手である理由を考察している。敵対する勢力が内部で対立しているとき、あえて干渉せずに見守る戦略の重要性を説いている。
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