ヴィンテージ時計専門店を展開するファイアーキッズでは、Z世代やミレニアル世代を中心に、自分の生まれ年や大切な人の誕生年に製造された時計を探す来店者が増えている。2026年4月の若年層来店者数は1,087名と、前年同月比で約2.5倍に伸長した。
夏季賞与の増加が後押し
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 全国調査 夏季賞与 2025年」によると、2025年の夏季賞与は事業所規模5人以上の全事業所において労働者1人あたり平均で36万681円となり、前年から3.2%増加した。賞与を支給した事業所における労働者1人あたり平均は42万6,337円で、前年比2.9%増となっている。
長く使える品への志向
こうした中、ボーナスの使い道として「長く使えるもの」「将来まで残るもの」「自分だけの意味を持つもの」を選びたいという意識が高まっている。ヴィンテージ時計は製造年代や経年変化といった物語性、修理して長く使える点から人生の節目の購入品として注目されている。円安や輸入物価の上昇により海外ブランドの高級時計新品価格が上がりやすい状況も追い風となっている。
市場拡大の見通し
同社は「リユース・ヴィンテージ市場は今後も拡大が予測されており、2027年には国内市場規模が3.5兆円に達するとの試算もある」と発表している。夏のボーナス支給を見据え、早い時期から時計選びを始める動きも見られるという。



