世界最大のウイスキー消費国インドで、サントリーは2019年に売り出した「Oaksmith(オークスミス)」の販売数量が年々伸びている。25年は150万ケースを超え、新商品も投入した。今年、ムンバイなどを視察したサントリーホールディングスの鳥井信宏社長に、インド市場への取り組みを聞いた。
拡大するインド市場
インドは人口が世界一の14億人で、飲酒できる年齢に達する人は毎年2千万人増えている。世界のアルコール消費量の増加をリードする国の一つで、個人消費の伸びも著しい。ただ、州によって酒類への規制や課税のあり方が異なる。多民族、多言語の国家で、食べ物の好みも地域によってかなり異なる。どの商品をどの地域に投入するのか、よく考えて事業を進めてきた。
IMFL市場での戦略
インドのウイスキーは輸入品を現地でブレンドしたものが多い。IMFL(Indian-made foreign liquor)と呼ばれる製品で、市場の大半を占める。当社の「オークスミス」もIMFLだ。チーフブレンダーが家庭訪問と市場調査を重ね、味と香りの最適化に努めてきた。販売実績は年平均で28%伸びており、30年までに年500万ケースの販売をめざす。
現地の社員については「いえ。社員は今も十分います」と述べた。



