SBIホールディングス代表取締役社長の北尾吉孝氏は、文章を書く際に最も重要なのは真実や誠実さであると述べている。いくら美文であっても、そこに真実や誠実さがなければ相手の心には届かないという。
誠実さと品性の重要性
北尾氏は、思想的な深みや内面を感じさせる文章であれば、美文でなくとも相手に届くと指摘。『韓非子』の「巧詐は拙誠に如かず(巧みに人をだますことは、拙くても誠意を示すことにかなわない)」という言葉を引用し、誠実で品性や徳の備わった人でなければ、読む人の心に響く文章は書けないと説明している。
批判的な読書のすすめ
品性や徳は生き方であり、一朝一夕で身につくものではない。北尾氏は、良い文章を書けるようになるためには、まず多くの本を読んで教養を深めることから始めるべきだと提言。ただし、書かれた内容をそのまま鵜呑みにするのではなく、常に批判的な目で読むことが重要だと強調する。
現在流通している本は玉石混淆であり、読む価値のないものも多い。そうした本にかかわることは時間の無駄であるばかりか、自分の考えや書くものに悪影響を与える可能性があると警鐘を鳴らしている。



