財務省が20日に発表した7月の貿易統計(速報)によると、原油の輸入量が前年同月より5.5%増えた。前年比でプラスとなるのは4カ月ぶり。中東情勢の緊迫化で3月から落ち込んでいたが、中東以外からの調達が増え、前年をやや上回る量を確保した。
ただ、単価の上昇により輸入額の増加は87.8%に及び、コスト増が鮮明になっている。
米国からの輸入が9.1倍に
7月の原油輸入量は1210万キロリットル。米国からの輸入が439万キロリットルと前年同月の9.1倍になり、中東から(718万キロリットル)の6割の規模に達した。中東情勢以前は、日本は原油輸入の9割超を中東に頼っていた。
経済産業省は、代替調達により7月は前年並みの量を確保したと説明していたが、貿易統計上も裏付けられた。
輸入量回復もコスト課題
輸入量は回復したが、コスト増の影響が引き続き課題となっている。



