莫邦富氏が『小沢選挙に学ぶ 人を動かす力』(かんき出版、野地秩嘉・小塚かおる著)を書評している。内容の意外さに驚いたという。政治関連の本と思いきや、ビジネス書だった。
読み進めながら何度も膝を打った。選挙公示後の第一声といえば、どの政党の幹部も東京駅や新宿駅といった大群衆が集まるところを選ぶ。しかし、小沢一郎は鳥取の過疎地や農家のビニールハウスなど、聴衆がわずかしかいないところから遊説を開始する。
2006年4月の衆議院千葉7区補欠選挙のときもそうだった。当時の自民党は飛ぶ鳥を落とす勢いで、小泉純一郎首相(当時)が現地に乗り込み、群衆が集まる松戸市の大手スーパーの前や野田市役所の前で、大型選挙カーの上で有権者を見下ろす形で応援演説を行った。



