レアアース(希土類)の自国供給をめざす政府主導の研究チーム(SIP)は24日、日本の最東端・南鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)で、1月12日~2月14日に実施した採鉱試験の結果を発表した。水深約5600メートルの海底下から船まで引き揚げた泥の量は約50トンで、含まれていたレアアースのうち約54%がイットリウムやジスプロシウムなどの「中重レアアース」だった。
中重レアアースが半数以上
レアアースは、半導体やモーター、防衛装備などに欠かせない金属の総称。17種の元素のうち、原子番号の大きな「中重レアアース」と、小さな「軽希土類」に分類される。今回の分析では、中重レアアースが半分以上を占め、特にイットリウムは3割近くを占めた。採取した泥の量50トンは水を含む湿った状態の重さで、これに占めるレアアースの量は非公表とした。
SIPの石井正一プログラムディレクターは、採算性について「まだ未知数」と述べ、商業化にはさらなる技術開発とコスト評価が必要との認識を示した。



