資産形成に関心が高まる中、NISAを利用する人がいる一方で、利用をためらう人も少なくない。マイナビニュースが会員304人を対象に実施したアンケート調査で、NISAの利用状況や未利用の理由が明らかになった。
NISA利用者は50.3%、興味はあるが利用していない人も
「現在NISAを利用していますか?」との質問に対し、「利用している」が50.3%で最多。一方、「以前は利用していたが、今はやめた」が4.3%、「興味はあるが利用していない」が10.5%、「利用していない」が26.0%、「NISA自体をよく知らない」が8.9%となった。半数が利用する一方で、興味を持ちながら踏み切れない人や制度を知らない人も一定数存在する。
「始めたいけどお金がない」資金不足が最大の壁
未利用者や利用をやめた人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「投資に回すお金がない」という声。「金銭的な余裕がないから」(69歳・男性)、「生活に余裕がないから」(49歳・男性)などの回答が寄せられた。興味はあるが利用していない層からも、「始めたい気持ちはあるものの、資金面がネックになっている」(42歳・男性)との声が上がっている。
「損をするのが怖い」リスクへの不安
資金面だけでなく、損失への不安も大きな理由。「投資の元本割れ」(74歳・男性)、「下がった時の損失が嫌だから」(69歳・男性)、「リスクがあるから」(57歳・男性)といった意見が見られた。NISAは利益が非課税になるが元本は保証されないため、資産減少への不安が利用をためらわせている。
「よく分からない」「難しそう」制度への理解不足
「知識がないから」(40歳・男性)、「よくわからないから」(60歳・女性)、「何から始めればいいかわからない」(51歳・男性)など、制度や手続きへの理解不足を挙げる人も。「NISA口座はあるが、始めるきっかけがつかめずにいる」(64歳・女性)という声もあり、理解不足がハードルになっている。
手続きの面倒さ、投資への関心の低さも
「面倒だから」(50歳・女性)、「手続きが面倒で後回しにしている」(49歳・男性)との声。また、「投資に興味がない」(67歳・男性)、「必要性を感じていない」(65歳・女性)と、そもそも関心や必要性を感じない人もいた。
投資スタイルに合わせて利用をやめたケースも
以前利用していたがやめた人からは、「利益確定するために一度売却した」(39歳・女性)、「年金生活で続けたくなった」(71歳・男性)など、自身の投資方針やライフスタイルに合わせた選択も聞かれた。未利用者からは「株式を長期で保有するつもりがない」(59歳・男性)という意見も。
家計状況や目的に合わせた利用が重要
調査では、NISAを利用しない理由として「余裕資金の不足」「損失への不安」「制度の難解さ」「手続きの面倒」など様々なハードルが浮き彫りになった。NISAは資産形成を支える制度の一つだが、必ずしも利用すべきものではない。日々の生活費や緊急資金を確保した上で、自身の家計と目的に合わせて検討することが大切だ。
調査は2026年7月7日、マイナビニュース会員304人を対象にインターネットログイン式アンケートで実施された。



