任天堂は社員数がソニーの50分の1でありながら、稼ぎは約3倍に上る。その背景には、Wiiの開発における独自のビジネスモデルがあった。
業界関係者によると、「任天堂のWiiというのは、つまるところ中身はゲームキューブなんですよ」という。前機種のゲームキューブの技術やシステムを転用していたため、Wiiは初期開発コストが低く抑えられた。
新機種投入時の常識を覆す
一般的に、新しいゲーム機を投入する場合、普及を優先するために赤字覚悟で低価格で市場に出す。過去の任天堂自身の家庭用ゲーム機やライバルのソニーのプレイステーション(PS)などがその例で、売った分だけ赤字が積み重なる。普及に応じて生産コストが下がり、ソフトも売れていき、分岐点を超えると黒字化するというビジネスモデルだ。
しかし、任天堂のWiiはそれとはまったく異なっていた。新機種のハード投入時に最初からハードで利益を生むビジネスモデルを実現したのである。



