なぜ会社は給料を減らしながら増配するのか 株主優先の実態
なぜ会社は給料を減らしながら増配するのか 株主優先

J.P.モルガン証券の株式調査部チーフストラテジスト、北野一氏は、企業が生み出した付加価値の分配について分析。株主、債権者などの資本家、経営者、労働者に分配されるが、本来株主はステークホルダーの中で最後に収益の分配を受ける立場にあるとされる。しかし現実には、最初に株主に分配するための収益ありきで、労働者などへの分配はその後に行われていると指摘する。

株主分配率は上昇、労働分配率は低下

図は株主分配率と労働分配率の推移を示す。2006年度の株主分配率は13.6%で、過去30年間の平均6%の倍以上の水準。一方、労働分配率は69.2%と、過去30年間の平均71.6%を下回っている。

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