ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は3日、2030年までに従業員5万人を追加削減するなど大規模な再建計画を公表した。人員削減は実施中のものと合わせると、計10万人規模となり、欧州の製造業で史上最大級となる。
監査役会が全会一致で承認
経営側が示した計画「将来計画2030」を監査役会が3日、承認した。これまで慎重な姿勢を示していた労働者側や大株主である自治体代表も賛成に転じ、全会一致だった。労働者側は再建計画に「すべての工場に対する将来のシナリオの策定が明確に含まれている」などと評価し、対立の長期化を避けた形だ。
ドイツ国内4工場の閉鎖も視野
監査役会は「欧州での生産能力が現在の需要を50万台以上、上回っている」と指摘。閉鎖の危機が報じられているエムデン、ツビッカウ、ハノーバー、ネッカーズルムのドイツ国内4工場については、2031年以降の「生産割り当てが確保できない」との認識を示し、「代替活用を検討する」とした。今後の業績次第では閉鎖も視野に入るとみられる。



