東洋紡社長、ナフサ価格高騰と「トーブ」生地輸出への影響語る
東洋紡社長、ナフサ高騰とトーブ生地輸出影響語る

東洋紡の竹内郁夫社長は、中東情勢の緊迫化が同社の事業に与える影響について語った。同社が製造する食品や野菜の包装用フィルム、化学繊維などの原料は、原油から取り出すナフサであり、その価格高騰に加え、中東の民族衣装「トーブ」に使う生地の輸出にも影響が出ているという。

ナフサ価格が約2倍に

竹内社長は、2月末に中東情勢が緊迫化して以来、ナフサが値上がりしていると指摘。「ざっと1キロリットルあたり、6万~7万円から約2倍の12万円になりました」と述べた。食品のパッケージ関係では、2回の値上げを打ち出し、1回目はおおむね了解を得られ、2回目は一部交渉が残っているが、大まかには進展しているという。

デフレマインドの変化

4カ月ほどで2度の値上げを納入先が受け入れたことについて、竹内社長は「以前はもっと大変でした。日本経済全体がデフレに慣れて、『値上げ』という単語がなかった時代があった」と振り返る。現在は、ペットボトル飲料が150円から250円に上がるものも受け入れられ、賃上げもあってマインドが変わってきたとし、「デフレは終わったと思うんですね」と述べた。

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「トーブ」生地への影響

中東情勢の緊迫化は、サウジアラビアで「トーブ」と呼ばれる民族衣装に使われる白い生地の輸出にも影響を及ぼしている。この生地は富山県の工場で製造されている。

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