味の素が首位、積水ハウスとリコーが続く
東洋経済は2024年の「SDGs取り組みランキング」を発表した。対象は国内主要企業1000社以上で、環境・社会・ガバナンスの3軸で評価。味の素が総合1位に輝き、2位に積水ハウス、3位にリコーがランクインした。
味の素は「アミノ酸技術を活用した食品ロス削減」や「サプライチェーン全体のカーボンニュートラル目標」が高評価。積水ハウスは「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及」や「森林保全活動」が、リコーは「循環型ビジネスモデル」や「デジタル技術による社会課題解決」が評価された。
評価方法と主要指標
ランキングは、企業の公開情報やアンケートをもとに、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の各項目をスコア化。特に「気候変動対策」「人的資本」「情報開示」の3分野を重視。味の素は全項目で高得点を獲得し、特に「サステナブル調達」で満点に近い評価を得た。
東洋経済の担当者は「今年は特に『人的資本経営』の開示が進んだ企業が上位に入った。ESG投資家からの注目も高まっている」とコメント。
業種別の傾向と注目企業
業種別では、素材・化学メーカーが強みを見せ、トップ10に4社が入った。一方、IT・サービス業は情報開示で遅れが見られた。注目すべきは、中小企業ながら高評価を得た「オムロン」や「花王」など。
また、昨年まで上位だった「トヨタ自動車」は今回12位に後退。理由として「カーボンニュートラル戦略の具体性不足」が指摘された。
今後の展望と課題
専門家は「SDGsの取り組みは企業価値に直結する。今後はサプライチェーン全体での対応が求められる」と分析。ランキング上位企業は、投資家からの資金調達や優秀な人材確保で優位に立つとみられる。
東洋経済は今後も毎年ランキングを発表し、企業の持続可能性を評価していく方針。次回は2025年に予定。



