透明バリアフィルム「GLバリア」は、酸素や水蒸気を防ぐ能力が世界最高水準だ。湿気や乾燥、腐敗による中身の劣化を抑え、食品の賞味期限を延ばすことで食品ロス削減に貢献する。TOPPANホールディングスの大矢諭社長は、この技術をパッケージ事業の強みに挙げる。
世界4位の軟包装パッケージ
同社は食品や薬品、日用品に使われる「軟包装」パッケージで世界4位の規模を持つ。中東情勢の影響で環境意識が高まっていることは、こうした事業にとって追い風だという。
大矢社長は、透明なバリアーフィルム「GLバリア」で世界一のシェアを持つと説明する。瓶や缶で運んでいた液体もパウチに替えれば、製造や輸送の工程で二酸化炭素の削減につながるという。
電子レンジ調理にも対応
「GLバリア」はアルミ箔を使っておらず、電子レンジでそのまま使える。最近はパウチごと電子レンジで温められるレトルトカレーが増えており、それを実現できるのもこのフィルムだ。
用途も広がっている。野菜などの好みの具材を入れて電子レンジで調理できるパウチ商品を開発しており、共働きの人が帰宅後に簡単に調理できる。電子レンジで調理できるチャック付きパウチ「スマデリバッグ」も、ひと手間加えると満足感のある料理に仕上げられる見本として示された。



