28卒学生の希望年収、400万円台が34.2%に増加 i-plug調査
28卒学生の希望年収、400万円台が34.2%に増加

i-plugは2026年10月21日、「希望年収額に関する調査」の結果を発表した。2028年卒業予定の学生を対象にインターネット調査で実施した。

希望年収は「300万円台」が最多も減少、「400万円台」が増加

新卒配属1年目に希望する年間給与額を尋ねたところ、最も多かったのは「300万〜399万円」の39.4%だった。次いで「400万〜499万円」が34.2%、「200万〜299万円」が10.4%となった。

過去調査と比較すると、「300万〜399万円」を希望する割合は27卒学生の45.9%から6.5ポイント減少し、4割を下回った。一方、「400万〜499万円」は26卒学生の28.3%、27卒学生の28.9%から増加し、34.2%となった。「500万円以上」を希望する学生の割合は、26卒学生の19.3%、27卒学生の16.4%、28卒学生の14.7%と減少傾向にある。

希望年収に届かなくても約9割が条件次第で内定を辞退せず

内定先から提示された給与が希望年収以下だった場合の対応を尋ねたところ、「その他の条件によっては辞退しない」が89.2%で最多となった。「辞退する」は5.6%、「辞退しない」は5.2%だった。

過去調査と比較すると、「その他の条件によっては辞退しない」は26卒学生の84.8%、27卒学生の85.6%から増加した。一方、「辞退する」は27卒学生の8.5%から2.9ポイント減少している。

約9割の学生が給与額だけで判断せず、ほかの条件も踏まえて内定を検討する姿勢を示した。企業が内定辞退を防ぐには、給与だけでなく、福利厚生や労働環境、業務内容などの条件や企業の魅力を明確に伝えることが重要と考えられる。

辞退しない条件の最多は「福利厚生が充実している」

希望年収に届かなくても「辞退しない」「その他の条件によっては辞退しない」と回答した学生に、辞退しないと判断する条件を尋ねたところ、最も多かったのは「福利厚生が充実している」の71.8%だった。次いで「業務内容」が57.8%、「勤務地が希望通り」が50.5%となった。

上位3項目は過去調査から変わらず、引き続き主要な判断要素となっている。一方、「同僚や先輩などの社員の人柄が自分と合う」は27卒学生から7.8ポイント減の43.7%、「自身のキャリアアップにつながる」は10.2ポイント減の25.7%だった。

希望年収との差を補う条件として、福利厚生や業務内容、勤務地といった具体的な就労条件が重視されている。一方、社員の人柄やキャリアアップの可能性を挙げる割合は前回調査から低下した。

希望年収との差額は「100万円以内」が87.9%

提示された給与と希望金額との差について、許容できる範囲を尋ねたところ、最も多かったのは「50万円以内」の48.1%だった。次いで「51万〜100万円」が39.8%、「101万〜200万円」が10.4%となった。「50万円以内」と「51万〜100万円」を合わせると、87.9%が差額を100万円以内と回答した。

過去調査と比較すると、「50万円以内」は27卒学生の52.2%から4.1ポイント減少した。一方、「51万〜100万円」は27卒学生の37.8%から2.0ポイント増、「101万〜200万円」は6.7%から3.7ポイント増加した。「201万円以上」を許容範囲とした学生は1.7%だった。

全体の9割近くが、希望年収との差額を100万円以内と捉えている。一方、許容範囲が100万円を超える学生は少数にとどまった。提示額が希望額と大きく異なる場合、内定辞退につながる可能性がある。