サントリーHD新浪社長が語る渋沢栄一の魅力「人生意気に感ず」
サントリーHD新浪社長が語る渋沢栄一の魅力

サントリーホールディングス代表取締役社長の新浪剛史氏は、理想の経営者として渋沢栄一翁を挙げる。生前の渋沢翁は多くの人から慕われ、人間的な魅力が経営者にとって重要な要素の一つだと語る。万人受けを狙う必要はないが、一流の経営者にはユニークな魅力があるという。

「人生意気に感ず」の意味

書名は唐代の言行録『貞観政要』にある名臣・魏徴の詩に由来する。人間とは金銭や名誉ではなく、他人の意気に感じて仕事をするもの、という意味だ。渋沢翁は「士農工商」の考え方が根強かった時代に、大蔵省の重職を投げ打って民間に転じた。「日本資本主義の父」と呼ばれ、銀行や証券取引所の設立など数多くの事業を手がけたが、財産は残さなかった。「人生意気に感ず」はまさに渋沢翁の生き方を象徴する言葉だと新浪氏は述べている。

著者と書籍情報

書籍『渋沢栄一 人生意気に感ず』はPHP研究所から刊行され、著者は童門冬二氏。新浪剛史氏は1959年横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、81年に三菱商事入社。ハーバードビジネススクールでMBAを取得後、社内ベンチャーで病院給食会社を立ち上げ、2002年からローソン社長、14年からサントリーHD社長を務める。

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