西武ホールディングス社長の後藤高志氏が、自身の経営者としての一冊として『危機管理のノウハウ』(PHP研究所、著:佐々淳行)を挙げた。
後藤氏がこの本と出合ったのは、第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)の芝支店で融資課長を務めていた昭和59年(1984年)のこと。当時は取引先に業績の厳しい会社が多く、何とかサポートしたいと考えていた時期だったという。
「どんな曇り空でも裏側で太陽が照らしている」
題名に「ノウハウ」とあるが、内容は事例や実話に基づく危機管理の心構えを紹介した労作だと後藤氏は評価。特に感銘を受けたのは「Every cloud has a silver lining」(どんな曇り空でも裏側で太陽が照らしている)という言葉だ。
「どんな苦境に立たされても、希望を捨てず、物事が好転すると信じて努力しなさい」というこの言葉に大きな衝撃を受けたと語っている。
後藤氏は1972年に第一勧業銀行に入行。2000年みずほホールディングス執行役員、04年みずほコーポレート銀行副頭取を経て、05年に西武鉄道へ転じ社長に就任。06年より現職の西武HD社長を務める。07年からはプロ野球西武ライオンズのオーナーも兼任している。



